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彩辞苑 [ 杏色 ]



杏色 (あんずいろ)
杏は中国渡来の植物で、日本では唐桃の名で知られていたが、
その果実の色からとられた色名が昔からあったわけではない。
この種の色名はたいてい英語のエイプリコット(apricot)、
フランス語のアブリコ(abricot)などの訳語として近代になって使われるようになったものである。

英語の色名になったのは、1851年となっているから、
科学染料が発見されるほんの数年前にできた色名だった。
杏の花の色は無視されて、果実の色が優先的に色名に採用された、
というのがいかにも西洋流の色の命名法といえるのかもしれない。

日本や中国では杏の種を杏仁といって咳や啖を鎮める薬として用いていたが、
その実の色には無関心だったとみえて、外来色名の訳語として杏色が使われるようになっただけ。
RGB Code : #D89F6D
Reference : 主婦の友社色の名前辞典
Last Updatted Time : 2007/01/17 20:16:21