kazayomi::colors::江戸紫

彩辞苑 [ 江戸紫 ]



江戸紫 (えどむらさき)
 のひともとゆゑに武蔵野の
      草はみながらあはれとぞ見る
「古今和歌集」と「伊勢物語」にあるこの歌によって、紫色は縁の色と呼ばれ、草は武蔵野の名草とされていた。
江戸時代にこの故事が思い出され、江戸はの本場と考えられるようになり、江戸特有の染が誕生した。
これが江戸紫と呼ばれ、江戸っ子自慢の色になった。
蜀山人が江戸名物をあげた狂歌にも、
「鮭、鰹、大名屋敷、鰯、比丘尼、、冬葱、大根」と名物を列挙した中にちゃんとが入っている。
この色は、古代紫に対する今でもあった。
江戸紫の典型は、歌舞伎十八番の中の助六が締めている鉢巻の紫色だろう。
江戸紫の鉢巻に、髪は生締め」という助六の啖呵にも江戸紫が出てくる。
京の緋色とともに、美しい色の双璧とされていた。
RGB Code : #614876
Reference : 主婦の友社色の名前辞典
Last Updatted Time : 2007/01/17 20:20:57