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彩辞苑 [ 瓶覗/甕覗 ]



瓶覗/甕覗 (かめのぞき)
藍色と同じように、藍染のいちばん薄い色に付けられた色名で、別名覗色ともいう。
この名前は、染色専門の紺屋が成立した近世のものにちがいない。
藍色の時代にはまだマニュファクチャーとしての染色業が発生していなかったから、
藍瓶に布や糸を浸し、それをしぼって大気中で酸化させ、
それを何回も繰り返してだんだん濃いに染めていくという染色法ではなかったようだ。
室町時代末期にはすでに染色業が成立していたようだが、その時代の薄い藍染は一入染といっていた。
つまり藍瓶のの中に1回布を潜らせただけ、という染色だった。
その薄い藍染が瓶覗になったのである。
藍瓶の中をちょっと覗いただけの色、という意味のユーモラスな命名なのだ。
覗色も同じ意味。藍瓶を覗いただけでは薄い色にしか染まらない。
RGB Code : #7EB1C1
Reference : 主婦の友社色の名前辞典
Last Updatted Time : 2007/01/17 20:33:45