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彩辞苑 [ 刈安色 ]



刈安色 (かりやすいろ)
刈安は、日本の近畿・中部地方に自生する薄に似た草で、
この草を細かく切って、それを煎じた汁を染色に用いた。
日本古来の刈安染には、近江刈安といわれている山刈安が主に用いられたとのこと。

この草の名前は刈り安いということから付けられたもので、
昔は手に入れやすい染料の原料とされていた。
鮮やかできれいな黄色に染まるので、天然の植物染料としては重宝なものだったはずだが、
入手が容易だということは希少価値に欠けるということで、
日本では黄色は権威を象徴する資格がなくなってしまったようだ。
「延喜式」の雑染用度では、刈安染の黄色の深黄、浅黄は、
黄櫨染や深、浅にはじまるいろいろな染色の序列の中で、いちばん最後にとりあげられている。
もっぱら無位の官人や庶民の服色。
RGB Code : #EAD56B
Reference : 主婦の友社色の名前辞典
Last Updatted Time : 2007/01/17 20:36:25