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彩辞苑 [ 紅梅色 ]



紅梅色 (こうばいいろ)
平安時代、特に後半に最も愛好された染色といえばまず紅染で、
禁色とされた濃紅はもとより、
その薄い染色のピンクもたいへん愛好されたらしい。
濃いピンクの紅梅色も人気があったとみえて、
襲の色目をはじめ当時の文献にはしばしば登場する色目である。

清少納言は「枕草子」の中で、女の表着の色として、
薄色を推奨し、その中に紅梅色もあげられている。
ところが彼女は、この色を見飽きする色ともいっているし、
すさまじきもの、として「三四月の紅梅の衣」をとりあげているので、
季節外れの紅梅色はピンクが派手すぎて、くどいと感じられたのかもしれない。
襲の色目の「紅梅の衣」はもちろん春の色だが、表が紅、裏はとされている。
確かに初春なら華やかさが映えるだろうが、色に溢れる春酣の頃は、すさまじきものだろう。

RGB Code : #DF828A
Reference : 主婦の友社色の名前辞典
Last Updatted Time : 2007/02/12 21:19:06