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彩辞苑 [ 墨色 ]



墨色 (すみいろ)
油煙や松の根を燃やした煤を膠で固めたものが墨で、これを硯ですったい液も墨という。
それで紙に書画を書くと、その色が墨色ということになる。
「ぼくしょく」ともいう。
ほとんど炭素そのものだから、当然になる。

染色の場合は墨染というが、昔は橡のことだったようだ。
近世になるとマレーシア原産のヤシ科の植物、檳榔子の実を用い、
これに柘榴の皮を混ぜて染めた墨染が、式服の紋付の最高級品とされるようになった。
その他、五倍子と鉄漿で染めたなどもあった。
墨染は古くは身分の低い使用人の服色、11世紀には高官の朝服の色、
また、ある場合には喪服の凶色とされ、僧侶の常用する衣の色ともされていたが、
近世には一般のフォーマルウェアとして定着した。
古代の泥染の涅色に始まり、染色のはだんだん高級になる。
RGB Code : #343434
Reference : 主婦の友社色の名前辞典
Last Updatted Time : 2007/01/21 22:43:26