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彩辞苑 [ 鶯色 ]



鶯色 (うぐいすいろ)
渋い茶系の色が粋とされた江戸時代から登場した色名で、しばしば鶯茶という色名と混用されている。
英語のオリーヴ色のような暗いみの黄色を表す。
本来の鶯茶のほうはもっと茶色に近い色であったらしい。
どちらも鳥の鶯の羽毛のような色のことである。

「うぐひすといふて路考は染にやり」

という明和3年の川柳がある。
この頃、江戸歌舞伎で絶大な人気を博していた2代目瀬川菊之丞が好んで用いた茶色が、
彼の俳号からとられた路考茶の名前で流行していた。
路考は最初鶯色に染めるつもりだったのに間違って路考茶になったという句である。
18世紀の江戸庶民が歌舞伎と茶色を愛好していたことがよくわかるが、
当時、鶯色がたいへん一般的によく知られていた色であったこともわかる。
鶯は声だけでなく色も好まれていたらしい。
RGB Code : #706C3E
Reference : 主婦の友社色の名前辞典
Last Updatted Time : 2007/01/17 20:16:36